木村 直貴 中途/2017年合流
- アミタ株式会社
社会デザイン・認証グループ
社会デザイン・認証チーム
Profile
大阪教育大学 教育学部 卒業【文系】
Q在学中に学んだことが今にどう活きていますか?
小学校教員という職業に興味があったため、教育大学を選び、在学中は教員免許取得のための勉強をしていました。
当時学んで得た知識が今の環境認証の審査員という仕事に活きる場面は残念ながら皆無です(笑)が、環境認証の審査員にはいくつかの種類があり、意欲や適性があれば、出身大学・学部を問わず目指すことができますよ!
Q前職ではどのような仕事をしていましたか?
森林組合の作業員として
森で伐倒などの
現場作業をしていました
林業と一言でいっても作業内容は幅広く、皆伐後の地拵え(じごしらえ)から植栽、下刈り、間伐などの現場作業を行っていました。
もともと林業関係のバックグラウンドを持っていなかったため、チェンソーや下刈り機の安全講習を受けるなど、ゼロからスタートしました。また、山仕事は暗くなったら作業はできないので、17時頃には帰宅するというとても健康的な生活でした(笑)。
森林認証の審査の際に作業員の方へインタビューを行うことがありますが、当時の経験のおかげで専門用語が分かったり、例えば獣害に対して「自分のいた地域ではこのような管理方法をしていましたよ」といった話ができることで顧客との距離が縮まったり、そんな時には前職の経験が今の仕事につながっているなと感じます。
ただ、審査員になるために、現場経験が必須ということはありません。現場経験や特定学部の学位が必要なものもありますが、認証顧客の多くを占めるCoC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証などは、文系・理系問わずどんなバックグラウンドの方でも、研修を受ければ審査員になることができます。
森林組合の作業員として
森で伐倒などの
現場作業をしていました
Qアミタに合流した
きっかけ・理由は何ですか?
現場作業だけではなく、
別の形で森林に関わる
仕事をしてみたい
もともとは大阪府出身なのですが、移住先の岐阜県で林業に従事していました。家庭の事情で再び大阪に戻ることになったため、林業の経験が活かせるような仕事、環境関係の仕事を探していました。
その時にたまたま森林認証の審査員を募集しているアミタの求人に出会い、作業員として森林を守るだけではなく、俯瞰的に森林に関われる部分に魅力を感じ、応募を決めました。
Q現在の仕事について教えて下さい。
森林認証や水産認証の
審査員として、全国各地を
飛び回っています
アミタでは、責任ある森林管理と適切な加工・流通を認証する「森林認証審査サービス」と、持続可能な水産資源の管理と適切な加工・流通を認証する「水産認証審査サービス」を提供しています。
僕はもともと森林認証に興味を持って合流しましたが、近年、特に水産認証を取得する企業が急増しているため水産認証の審査員資格も取得しました。
ちなみに、一人で審査を実施できるようになるまで、審査員研修や他の審査への同行、OJTなどを経て、僕の場合は約9カ月かかりました。審査員の仕事は、森林や養殖現場の他、木材や水産資源を加工している工場や生産現場を直接訪問する必要があるため、日々全国を飛び回っています!
また、森林認証審査の場合、意外な商品にも木質由来の原料が使われているため、森林や木材とは一見関係がなさそうな企業とも接点を持つことが出来る点がとても面白いです。
他にも「〇〇って、こんな加工してるんや!?」など、生産現場の裏側が見られるのも、審査員の特権かもしれません(笑)。
将来やりたいこと、
自分がどうなりたいかを
常に考えられる環境であること
Qアミタで働く醍醐味は何ですか?
また、それを実感するのはどんな時ですか?
将来やりたいこと、
自分がどうなりたいかを
常に考えられる環境であること
社内でも社外でも「この人すごいな」「こうなりたいな」と感じられる人に多く出会えるので、どうなりたいか、自分はどうあるべきかを考える機会や気付きに恵まれた環境です。これはアミタで働く上での大きな魅力の一つだと感じています。
また、単に審査だけをする会社としてではなく「持続可能な社会を実現する」というビジョンと共に、アミタで認証を取得することを選んでくださる企業様に出会えた時は喜びも倍増です。
今後も、企業の調達基準などに環境認証が一つのツール・指標として挙げられ、企業の持続的な発展に貢献できる点に、仕事のやりがいや楽しさを感じます。