寮生活について
人間は一人では生きていくことができない弱さを持った生き物です。「孤独は嫌だ」という気持ちから、関係性をつなぎ、社会をつくり、生きていく上で様々な人と関わりを持ちます。
アミタは「関係性」を資本として新たな価値を生み出す会社です。手段や考え方は違っていても、目指したい方向性が一緒でさえあれば、皆の力が集まって、不可能を可能にすることができる。そう信じ、持続可能社会の実現を目指して関係性を築いてきました。
2017年度より教育制度の一環として新入社員を対象とし、初年度4月~12月の期間、寮での共同生活を実施しています。
居場所とは、予め用意されたものでも探すものでもなく「自らの手でつくるもの」です。他者との関係性の中で本気で物事に取り組む際には、ときには衝突も生じるでしょう。寮生活を通して、悩み、考え、議論し、助け合いながら「豊かなコミュニティとは?仲間とは何か?」という答えを自分自身で見つけるべく、挑戦してほしいと願っています。
寮生活を経験した若手社員の声
・共同生活なので同期とは距離が近く「どこまで相手に自分の意見を主張すべきなのか」「自分と違う他人の意見や行動に対してどう振る舞えばいいのか」といった悩みを持つ機会が多くありました。大変でもある反面、話し合いの中で「誰かが自分の意見を我慢してその場を乗り切ることは部分的な解決策に過ぎず、互いに意見を伝えることで本質が見えてくる」ということに気づけたのは、成長できたと感じる点です。
・社会人になったばかりの時期は不安や悩みなども多かったですが、寮で同期と話すことで、自分と同じ不安を抱えているんだと安心したり、解消することができました。一緒に日々の食事を作ったり、映画を見たり、寮があるからこそできる楽しみもあり、アミタが大事にしている、単なる仲良しという意味ではない「仲間」をつくる最初の一歩になりました。
・研修プログラムなどの難しい課題に対し、自分ひとりでは取り組む意欲が湧きづらかったときも、寮の同期がいたから前向きに取り組めました。深夜まで、皆で議論を交わしたことも当時は辛かったですが、今では良い思い出です。