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自分自身の頑張り次第で
どんな色にもなれる

稲田 凌 中途/2018年合流

  • アミタ株式会社 
    社会デザイン・循環資源マネジメントグループ
    西日本マネジメントチーム

Profile

豊国学園高等学校 工業科
機械システム科 卒業【理系】

Q在学中に学んだことが今にどう活きていますか?

ものづくりが好きで、授業の一環で資格を取得できる工業系の学校に進学しました。在学中に取得したフォークリフトやクレーン、小型車両系建設機械を操作できる資格など、様々な資格は就職活動において強みになりましたし、今の仕事にも活きています。工場での勤務でとても大切な安全確認への意識の基礎も学ぶことができました。

Q前職ではどのような
仕事をしていましたか?

ものづくりが好きで、
チームで機械をつくる
仕事をしていました

ものづくりが好きで、チームで機械をつくる仕事小型電子機器の液晶ガラスやICチップなどを切断するための機械(モーター)を作っていました。他の人が作った各部品を、自分が最後に組み立てるという流れでした。様々な人が関わって製品になっていく、皆で一つのものを作り上げるという点においては、前職もアミタも同じです。

ものづくりが好きで、
チームで機械をつくる
仕事をしていました

Qアミタに合流した
きっかけ・理由は何ですか?

捨ててしまうものに手を加え、
新しいものを生み出せる
仕事だったから

ここ数年、海洋プラスチックごみの問題が話題になっていますが、オーストラリアでの海洋ごみ回収の取り組みなどを見て、以前からリサイクル業に興味がありました。前職でも、部品加工の際にちょっとしたミスで廃材になってしまうときには「何とかもう一度使えないだろうか?」とモヤモヤすることがありました。自分が持っている重機操作などの資格を活かしながら、捨てられてしまうものに手を加えて、新しいものを生み出せるような仕事はないか、と探していたときにアミタに出会いました。きっかけは、アミタが廃棄物を生まれ変わらせるリサイクル事業をしていた点でしたが、面接時に、頑張り次第でキャリアのステップアップを目指すことができるという話も聞きました。その点が、いずれ現場や人事のマネジメントの部分まで携わりたいと思っているこれからの自分に魅力的だったため、合流を決めました。

Q現在の仕事について教えて下さい。

廃棄物を地上の資源に変える、
リサイクル製品の製造

北九州循環資源製造所でリサイクル製品の製造業務に携わっています。アミタの循環資源製造所では、工場などから出てくる産業廃棄物を焼却・埋め立てを一切することなく、100%リサイクルしています。なお、アミタでは廃棄物のことを、まだ利用価値のある地上の資源と捉え「発生品」と呼んでいます。多様な業種の企業の工場から出てきた様々な成分を含む発生品を原料に、調整と混合という2つの工程を含む独自の「調合」(※)技術を用いてリサイクル製品を製造し、セメントメーカーなどに出荷しています。
私はこのリサイクル事業で、主にセメント原料を製造するために、ホイールローダーと呼ばれる重機を操作して発生品を混ぜ合わせるオペレーターをしています。時間が経ったり、気候が変化したりすると、性状が変わってしまう発生品もあるので、性状変化の管理も行っています。また発生品の成分を分析するために、サンプルを採取するなどの業務もあります。調合技術の安定には、多様な発生品を分析し、それらの配合割合を最適にするための「調整」と、ユーザーの求める規格に合うものが作れるようにさらに分析を重ねる「混合」、どちらの作業も疎かにできません。私は主に調整の分野を担当していますが、「こうした方がいいんじゃないか?」「これだ!」というようなことを、現場のチームの中で話し合いながら進めていきます。

※調合…「調整」と「混合」によって、廃棄物を安定した地上資源へ再資源化する、アミタ独自のリサイクル技術。
詳しくはこちら。

変化する日々の中での
工夫・改善も醍醐味の一つ

Qアミタで働く醍醐味は何ですか?
また、それを実感するのはどんな時ですか?

変化する日々の中での
工夫・改善も醍醐味の一つ

現場作業だけでなく、業者間との調整や事務作業など、幅広い業務がある点に面白さを感じています。また北九州循環資源製造所では発生品の取扱量がかなり多いので、発生品の入荷から製造、出荷までの工程を工夫しながら段取りよく回していく必要があります。
目まぐるしく変化する日々の中での工夫・改善も醍醐味の一つです。時間がかかり大変な作業に対して、「どうやったら早くできるだろう」とか「負担を少しでも減らせないか」というような、小さな改善を積み重ねていくことで、いずれは、作業が効率化されるだけではなく、製造所の受入量の増加にもつながるだろうと考えています。将来的には製造棟などを増設して処理量も増やしていきたい、と皆で意気込んでいます。日常生活においては、地図や道端で走っている車両など、取引のある会社名を見かけると、ついつい目を向けてしまいます。

Q大変だった仕事、失敗したけれど、
現在の糧となっているエピソードを教えてください。

初めての挑戦を通じて、
計画や段取りへの意識が変わった

普段自分が運転していない大きな重機(自走式破砕機)で、発生品の粉砕作業を行ったことです。重機の資格も取ったばかりだったこともあり、粉砕物の投入が大変だったことを覚えています。アミタで扱っている発生品の中には大きなものもあり、そういった大きな発生品は、最初に重機で細かく粉砕する必要があります。一度の粉砕作業では十分に細かくできないので、何度もフルイにかけて大きいものは再び粉砕する…という工程を繰り返しました。スポット(継続契約による受注品ではなく、単発契約での限定的な受注)での受け入れで、夜遅くまで作業を行い、大変でしたが、チームメンバーで「こうしたらいいんじゃないか」という意見を出し合い、皆で試行錯誤しながら改善し、しっかりと完遂することができました。初めての作業をやり切ったことで自信にもつながりましたし、作業工程が多かったこの時の経験から、計画や段取りの大切さを実感し、今でも事前準備や作業効率を常に意識して業務に取り組んでいます。

※所属・インタビュー内容は
2021年3月時点のものです

Message

アミタでは社章の「カラーズ」に象徴されるように、多様な社員が活躍しています。自分自身の頑張り次第で大きな色やどんな色にもなることができます。固定観念を捨て、様々なことにチャレンジできるのでとてもやりがいがあると思います。