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チームで同じ目標に向かって
力を合わせれば、一人の時よりも
遠いところに到達できる

金本 裕司 新卒/2017年合流

  • アミタ株式会社 海外事業グループ
    海外事業チーム

Profile

筑波大学大学院 生命環境科学研究科
環境科学専攻 卒業【理系】
研究テーマ:
CO2排出量制約条件下での再生可能エネルギー安定導入のための
最適政策シミュレーション

Q在学中に学んだことが今にどう活きていますか?

数理シミュレーションモデルを用いた環境総合評価に関する研究をしていました。例えば炭素税を新たに導入する際に、どのタイミングでどれくらいの税率を掛ければよいのか、その結果二酸化炭素排出量がどのくらい減るのかといったことを、数理モデルを使って評価します。今の海外事業部の仕事で直接活かせる部分は少ないですが、問題を構造としてとらえる力は、日々の業務に役立っていると感じています。また、留学生が多い研究室に在籍していたので、いろんな国の環境問題やその国ならではの考え方を知ることができました。

Qアミタに合流した
きっかけ・理由は何ですか?

自分が目指す方向性に
近い価値観を持つ人たちと
ともに過ごしたい

YouTubeのTEDxKyotoで、南三陸事業に関する動画を見たのがきっかけです。
日本の里山にある文化や資源を活かして、新しい価値を生み出すことをビジネスとして取り組んでいるところに興味を持ちました。また、合流前に何名かの先輩社員と話す機会があり、事業を通じた持続可能社会の実現という企業ミッションに強く共感している人が多いと感じました。「人は周りにいる5人の平均に近づいていく」という言葉を聞いたことがあります。周りにいる人によって自分の将来は大きく影響を受けます。自分が目指す方向性に近い価値観を持っている人たちとともに時間を過ごしたいと思ったのが決め手でした。

自分が目指す方向性に
近い価値観を持つ人たちと
ともに過ごしたい

Q現在の仕事について教えて下さい。

営業活動や自社プラントの管理、
新規事業開拓など
多岐にわたる業務

マレーシアの廃棄物リサイクルをするグループ企業で働いています。天然資源の代替原料となる廃棄物を集めるために、発生元の工場へ営業に行ったり、自社のリサイクルプラントの安全・安定的な運営のための管理を行ったり、リサイクル後の製品(代替原料)の納入先であるセメント会社に訪問して納品調整を行ったり…。様々な人と関わりながら、多岐にわたる仕事をしています。
また新規事業の開拓では、現地の環境問題や社会ニーズを探り、アミタが提供できるソリューションは何か、日々考えています。マレーシアの政府機関や関連企業とディスカッションし、現地ではどんなことに困っているのか?その解決に向け、アミタにどんな価値を提供できるのか?というアイデアを形にしていくことは、難しくも、やりがいがある仕事です。

Qアミタで働く醍醐味は何ですか?
また、それを実感するのはどんな時ですか?

自分の仕事が環境を
良くすることや社会問題を
減らすことに繋がっている

自分の仕事が環境を良くすることや社会問題を減らすことに直結していると感じられることです。マレーシアでは、まだまだ廃棄物の不法投棄や不適正処理が多く行われています。そんな中、リサイクル事業をマレーシアで行うことは、この国の社会問題の解決に繋がっているという実感があります。将来はアジア全体の社会問題の解決にも貢献していきたいと思っています。

新しいリサイクルのスキーム構築を
通して、パートナー企業と信頼関係を
築くことができた

Q大変だった仕事、失敗したけれど、
現在の糧となっているエピソードを教えてください。

新しいリサイクルのスキーム構築を
通して、パートナー企業と信頼関係を
築くことができた

マレーシアで発生する廃触媒(※)を日本に輸入し、ステンレスの原料として利活用するスキームを新たに作りました。法制度の調査から始まり、廃触媒の発生元企業や前処理をしてくれるパートナー企業との交渉、物流の手配などなど…。どれも初めての経験でわからないことだらけで、たくさん失敗をしましたが、その都度チームの諸先輩方に助けていただきながら、なんとか無事エンドユーザーまで製品を届けることができました。一連の取引を終えて嬉しかったことは、マレーシアのパートナー企業と信頼関係を築くことができたことです。
初めは、なかなかこちらの意見を聞いてもらうことができませんでしたが、何度も交渉を重ねて、お互いの意見やその背景にある考えを繰り返し交換し合いました。そうしたやり取りを続ける中で、徐々にお互いにとって納得のいく条件を整理し、パートナーとしても、公私ともに良い関係を築くことができました。

※廃触媒…他の物質の化学反応速度に影響を与える触媒の性能が劣化し、寿命を迎えると廃触媒となる。アミタは金属原料や特殊鋼原料へ再利用し、非鉄精錬メーカーなどに納入している。

※所属・インタビュー内容は
2021年3月時点のものです

Message

今の時代、ネットやSNSの普及によって、仕事・プライベート問わず、一人でもできることはかなり増えてきました。しかし、チームで同じ目標に向かって力を合わせたとき、一人の時とは比べ物にならないほど遠いところに到達できます。アミタのユニークなところは、持続可能な社会を作りたいという目標を皆が共有していて、そのためのチャレンジをし続けているところだと思います。アミタの目指す方向性やミッションに共感し、チャレンジしてみたい方は、ぜひ仲間になってほしいです。