根来 宏行 中途/2019年合流
- アミタホールディングス株式会社
未来デザイングループ
経営クリエーションチーム
Profile
神戸大学大学院 国際協力研究科
地域協力政策専攻 卒業【文系】
研究テーマ:
教員資格の高度化理論の社会学的検証
Q在学中に学んだことが今にどう活きていますか?
大学院では、国際公務員を目指す仲間とともに、途上国でプロジェクトを行う際に必要な要素の分析や、インプット・アウトプットの管理、指標の立て方やアウトカムの設計・リスク管理など、国際機関がプロジェクトを実施する視点について学びました。
その経験は、地域での事業を設計し、効果を上げるためのベースになっていると思います。
Q前職ではどのような
仕事をしていましたか?
パラオ共和国に駐在し、
3R+リターンの
専門家として働いていました
2年間パラオ共和国に駐在して、JICA(国際協力機構)の業務調整兼3R(リデュース、リユース、リサイクル)+リターンの専門家として働いていました。
ミクロネシア地域の3カ国(パラオ・ミクロネシア・マーシャル)を担当し、各国の廃棄物国家戦略の策定支援や飲料容器のリサイクルプログラムの導入、災害廃棄物や最終処分場改善の研修事業等を行っていました。
パラオ共和国に駐在し、
3R+リターンの
専門家として働いていました
Qアミタに合流した
きっかけ・理由は何ですか?
持続的な発展のためには、ビジネスで地域や社会の課題を解決する
必要がある
パラオに専門家として派遣される前から、パラオで事業化を進めている民間会社があると聞いており、それがアミタでした。
実際にパラオで「島まるごと循環計画」の調査で来ていたアミタの社員と出会い、持続的な発展にはビジネスで地域や社会の課題を解決する必要があることを学びました。
日本の廃棄物に関する知識はあまりなかったのですが、アミタの事業を通じて、しっかりと廃棄物の知識を身に付けたうえで、地域の課題を解決したいと思い、合流を決めました。
Q現在の仕事について教えて下さい。
より多くの地域の課題を
解決できるような仕組みづくり
アミタに合流してからは、リサイクルビジネスや環境認証審査サービス、海外事業や企業向けコンサルティングなど、様々な業務に携わってきました。
現在は、地域の社会課題を解決するための「自立分散型の統合的タウンマネジメント」の開発に従事しています。
担当は、域内の資源循環拠点となる新たなコミュニティ「MEGURU STATION」の設計・社会実装です。実証実験を通じて得られた現場の知識や経験をもとに、普遍的なソリューションを考えています。現場での仮説検証・一般化を繰り返しながら、より多くの地域の課題を解決できるような仕組みづくりに取り組んでいます。
これまでアミタが
築いてきたネットワークを
存分に活用できること
Qアミタで働く醍醐味は何ですか?
また、それを実感するのはどんな時ですか?
これまでアミタが
築いてきたネットワークを
存分に活用できること
リサイクル事業だけでなく、情報サイトの「未来をおしえて!アミタさん」や森林・水産の環境認証審査、廃棄物処理法に関する研修や、サプライチェーン全体を見据えたエコシステム経営の提案など、アミタはたくさんのチャネルを企業や地域に対して持っています。
新たな関係性を結ぶ際にも「既にこんなところでアミタとつながりがあったのか!」なんてことが本当によくあります。これまで先輩方が築いてきた多様なネットワークを存分に活用できることは、他にはない大きな強みだと感じています。
Q大変だった仕事、失敗したけれど、
現在の糧となっているエピソードを教えてください。
コロナ禍での非対面
コミュニケーションは、
苦労も多いが学びも大きい
商談を進めていく際には、メールで送った資料について、テレビ会議を使用して詳しく説明し、お互いの疑問点が解決できるように心がけました。
非対面の場においては一層、お互いの齟齬がないように、ちょっとした確認を先延ばしにせず、早めに確認をとるということが重要だと学ぶことができました。