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やる気になると、人は
普段の何倍もの力を発揮する

三好 三恵 新卒/1997年合流

  • アミタ株式会社 インテグレートグループ
    コーポレートリレーションチーム 東ユニット ユニットリーダー

Profile

大阪大学 人間科学部 卒業【文系】
研究テーマ:
冤罪が生まれる過程における、マインドコントロールの影響を検証

Q在学中に学んだことが今にどう活きていますか?

「人間」というものを、「脳科学」「心理学」「社会学」から読み解こうとする学部で、 社会現象に「あるルール・視点」を当てはめて理解しようとする社会学をメインに学びました。 顕在化している現象だけでなく、その背景にある「本当の原因」に興味を持ち続けることで、仕事のやりがいや楽しみが増しているように思います。また、人の心はちょっとした働きかけで動くんだ、という実感が、ハードな交渉時や仲間と協力して難題に向かうときに諦めない気持ちを支えていると思います。

Qアミタに合流した
きっかけ・理由は何ですか?

自分が頑張ればその分
世の中がよくなっていく

大学3年生のとき、就職活動で企業研究をしていてアミタを発見しました。当時の私は、本や漫画が好きだという理由で出版社に応募したり、テレビCMで社名を見かけるからと大手消費財メーカーに応募したりしていました。しかし会社説明会で話を聞くうちに「会社が成長するには、お客様にどんどん新しいものを買ってもらう必要がある」ことに気づきました。その会社で働く自分を想像したときに、いつか自分のしてきたことに疑問を感じるときが来るのではないか、と怖さを抱きました。一方、アミタの会社案内には何ひとつ無駄にしない「100%リサイクル」をしているとあり、「自分が頑張ればその分世の中がよくなっていくんだ」と、自分が働く姿をポジティブにイメージすることができ、この会社で働きたい、と強く思い、応募を決めました。

自分が頑張ればその分
世の中がよくなっていく

Q現在の仕事について教えて下さい。

営業事務のムダやミスをなくし、
会社を強くする

2020年1月より、全社の営業バックオフィス業務を統括する部署に移りました。主な業務は2つあり、1つは「全営業部署の請求書をとりまとめて、お客様に発行すること」です。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、社内だけでなく多くのお客様も在宅勤務に変わりました。これまでアミタは請求書を紙で発行してきましたが、この機会にデータでの発行に切り替え、お客様の就業場所に関わらず着実に手元に届く仕組みへ移行を進めています。営業部門の皆が苦労して受注・サービス提供し、また製造部門の皆が暑さ寒さの中で作業した結果、最後にお客様の手元に届くのが請求書です。ミスや遅れなく、確実に届けるための工夫を、日々仲間と凝らしています。主な業務の2つ目は「内部統制のとりまとめ」です。「内部統制」というと難しく聞こえますが、要は、「毎日の業務の流れを整理して、ムダをなくすこと」「ミスや違反が起こりそうな部分につき、あらかじめ対策をとることで、会社を強くすること」を目指しています。営業、営業事務、製造といった様々な部署をまたぐ仕事について、皆が効率よく取り出せるようなデータ集約を進めたり、ムダやミスが起こりやすい部分は仕事の進め方自体を変えたりするなど、広い視野で改善を進めるべく取り組んでいます。

Q育児休業の前後で、仕事の仕方や
価値観など変わったことはありますか?

どのように進むかは
もっと仲間に委ねて
見守ればいい

2つの変化がありました。「仕事の進め方」と「仲間とのスタンス」です。
・「仕事の進め方」について
復職当初は保育園へお迎えに行くため残業ができませんし、子どもが急病で寝込むこともありました。そんなときはチームの皆にフォローしてもらう必要があるので、マニュアルを整備し、私の仕事の進捗状況や進め方が誰でも一目でわかるように記録し共有することを心掛けるようになりました。今はおかげさまで子どもも成長し、フルタイム勤務に戻りましたが、うちのチームメンバーは、小さなお子さんを持つため、週3日・短時間勤務の方や、在宅で働く方など様々。そんなメンバーと仕事を分かち合い共有するときに、これまでの工夫が活用できています。
・「仲間とのスタンス」について
子どもが生まれる前の私は、仕事のゴールのみならず進むべきルートまで仲間に強要していたように思います。しかし子どもと毎日過ごすうちに、「自分で決めることに、人は喜びを感じる」ということ、そして「やる気になると人は普段の何倍もの力を発揮できる」ということに気がつきました。ゴールや大きな方針の共有は必要ですが、どんなルートを辿り、どのように進むかはもっと仲間に委ねて見守ればいい。心からそう思うようになりました。また、育児休業で一度仕事から離れたことで、仕事ができることの楽しさや仲間の支えを再認識することができました。仲間とともに働き続けられることのありがたみを日々感じています。

本当に欲しいものや
目指すべきものを
大切にして生きていたい

Q子どもたちのために、どんな未来にしたいですか?

本当に欲しいものや
目指すべきものを
大切にして生きていたい

現代は情報であふれているため、「あれもほしい」「これもほしい」と持たざることの不安に歯止めがきかなくなっているように思います。私は、自分の(または相手の)内なる声に静かに耳を傾け、本当に欲しいものや目指すべきものを大切にして生きていたいと思っています。子ども達にも周りに振り回されすぎず、自ら考え、進むことができるようになってほしいです。土に触れあいながら野菜や花を育てたり、季節ごとの手仕事を楽しんだり……仲間ときちんと対話して一緒に何かを成し遂げることで、感じ取り、考え、発信する力が育まれるのではないでしょうか。こんな生き方がもっともっと広がるよう、社内外で頑張ります。

※所属・インタビュー内容は
2021年3月時点のものです

Message

私がアミタに合流を決めた理由は、「未来の自分にとって誇れる仕事かどうか」でした。この「未来の自分」という部分は、「未来の子どもたち」とも言い換えられるのだと、今になって気づきます。自分の能力をはるかに超えた仕事に圧倒されるとき、仕事と家庭の両立がうまくいかなくて罪悪感で打ちひしがれるとき、「このまま仕事を続けられるだろうか」と不安を感じたり、逃げだしたくなったこともありました。そんな自分を踏みとどまらせてくれたのは、仲間やお客様、支えてくれる家族の顔であり「自分は世の中をよくする仕事を進めている」という自負でした。皆さんが最終的にアミタに合流してもそうでなかったとしても、ぜひ未来の自分を想像し客観視した上で、誇りを感じられる仕事を選んでいただきたいと願っています。